夢のお話

□竹から生まれたとびおくん
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現代だからといって、誰もがオフィスでPCとにらめっこしながら働いている訳ではない。

その例と言えるのが、この菅原孝支という男だった。
彼は、若さと美しい顔を持っている好青年である。

しかし菅原は、竹を刈っては割り、それを流しそうめんの台に加工してネットで売りさばくという何とも微妙な仕事をしていた。


そして今日も彼は、鎌を片手に森へと進んで行った。


「ふ〜んふふ〜ん♪良い竹は無いかなぁ〜♪」


歌っているその姿はアイドルとも言える物なのに、竹を刈りに行っているというのがとても残念である。

すると菅原は、竹が生い茂る中に金色の光が差していることに気づいた。


「ん?何だろ…」


菅原は光の差す方へと近づく。



「……!!光る竹!?」




そう。

そこには、神々しい金色に光る竹があったのだ。


菅原は、これを売れば大金になんじゃね?と思い、切る事にした。

鎌を思いっきり刺す。



「ふぅ…________っ!?!?」









その瞬間、驚いた菅原は腰を抜かした。


何故ならそこに、




「んぅ…」






黒髪の可愛らしい少年が居たからだ。

少年、といっても、まだ3歳くらいの小さな子だ。



すぐさまお持ち帰りした菅原は、同棲しているもう一人を待ちながら、この少年の名前を考える事にした。



”飛雄”




そう名付けた少年は、後々沢山の事件を巻き起こす事になる。









〜竹から生まれたとびおくん〜

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