夢のお話
□別にやりたい訳じゃ無いけど
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「岩ちゃん。俺さぁ、生徒会長やってみていいかな」
こういう事を俺に言うのはあいつしかいない。
机に突っ伏してる今でもわかる。
顔を上げると、何時ものおどけた顔をしたバカ(及川)がやっぱり居た。
ふざけてるだろこいつ。
生徒会長なんて重役出来るわけねーだろ。
「無理だろ」
と返す。
「ひっどいなー。俺は出来ますぅー」
何処から取り出したかも分からない輪ゴムを指に引っ掻けて言う。
「じゃーやってみろよ」
「いいよ?」
「……は?」
〜別にやりたい訳じゃ無いけど〜