奇妙珍妙紀行

□紳士淑女
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(クソッ、もうダメかッ!!)

プロシュートが突撃しようとしたとき──!


「イイことって体で払うってことですよね?
じゃあ準備をするので一旦離れていただけますか?」

せしるが観念したと思ったのか、三人は再び距離を置いた。

せしるの手にはプロシュートから借りたままのスマホ。
ロックも解除されたままのそれを操作し、音量を最大にして動画サイトを起動する。
そして周囲の地面を足で払い、髪を結んで靴を脱ぐ。


「では始めます、ステージにはあがって来ないでくださいね。」

ストレッチをしながら三人に告げる。

「ステージだと?ベッドのことか?」

首をかしげたのをよそに、再生ボタンを押した。

(体で払うのなら踊ればいいんだ...!!)
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