奇妙珍妙紀行
□自由への心
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走って走って着いたのは暗殺チームのアジト。
感情のままにドアをノックする!
「プロシュートさん!いますか!?
開けてくださいッ!」
程なくしてドアが開きプロシュートさんが顔を出す。
「急に来てどうしたんだ、インターホンがあるだろう。
トイレでも借りたいのか?」
「違います!今すぐに来てほしいんです、プロシュートさんにッ!」
するとプロシュートさんは私の目をじっと見つめてくる。
「──今のお前の目には『覚悟』がある。
そしてとても重要な用事とみた。
いいだろう、俺を指名したことを後悔はさせないぜ。」
「ありがとうございます!
あとは...ギアッチョぉぉ!!!」
思いっきり名前を叫ぶ。
(お願いいて...!!)
「何だよ。俺もついていくのかァ?」
「わぁっ!サンキューグラッツェギアッチョ大好き!!」
そしてギアッチョに思いっきり抱きつく!
「うわっ、な、なんだよッ!」
ギアッチョもせしるの突然の行動に真っ赤になって手をバタつかせる
その間にそっとエニシング・ゴーズを出してギアッチョにそっと触れた。
「お、オレもす「じゃあいってきます!」
ギアッチョから体を離し、再び外へ飛び出した!
(こいつ、俺に合わせてホワイトアルバムを...!)
ニヤリと笑い、すぐさまプロシュートもあとに続く。
「ギアッチョざんね〜ん」
「クソッ!うるせーぞメローネッ!
...マジで今の何だったんだ??」
ソファに寝転んでちゃかすメローネをあしらって首をかしげる。
ギアッチョの目にはどんどん離れていくせしるとプロシュートが映っていた。