奇妙珍妙紀行
□アイ・さくさく
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「おじゃましまーす!」
玄関ではFFとエルメェスとウェザーが出迎えてくれた。
「かき氷ってさ!氷だからイコール水ってことよね!?
あたしスッゴく楽しみだわ〜!!」
「厳密にはかき氷じゃあなくてかき雪じゃあないの?」
「細かいことはいいの!
かき氷ってさ、「エンニチ」っていうニホンのお祭りでも食べれるんでしょ?
で、「ボンオドリ」っていうダンスも踊るわ!
よーし!あたしいつか絶対に行ってやるわッ、エンニチに!!」
縁日に行きたいとはしゃぐFF。
「それは今度みんなで一緒に行こう!」
「やったーせしる!約束よッ!」
早くも先の予定が決まった
(...この町にお祭りってあるのかな?)
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「せしる、ちゃんとシロップ買ってきてくれた?」
「もちろん!忘れるわけないじゃん〜
はい、どうぞ!」
せしるのビニール袋からカラフルな調味瓶が出てくる
「イチゴ、メロン、レモン、ブルーハワイと練乳...ありきたりだな。」
「これしか思い付かなかったんですよ〜っ」
「アナスイ、せしるをいびるのはやめてよ。」
「すまない徐倫。そんな風にしたわけじゃあなかったんだよ。」
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