奇妙珍妙紀行

□きっと叶うはずさ、夢は
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キーンコーン

今日もいつも通り学校が終わり、帰りの準備をする。

「あの、せしる。
ちょっといいですか?」

「どうしたの?」

私が訪ねると花京院は柄にもなくもじもじしながら

「今日の放課後、僕に付き合ってくれませんか?
ちょっと行きたいところがあって...」

「私?」

「ええ、女性についてきて欲しいんです。
このクラスで仲が良い女性はせしるだけですし、由花子さんは...断るでしょうから」

由花子をためらった部分にいろんな感情が詰まっていたのは私にもわかった
まぁ確かに由花子はキツいよね...

「わかった、いいよ!
どこにいくの?」

承諾すると花京院はキラキラと顔を輝かせて

「よかった!
どこかは行けばわかりますから!」

と、私の手を引いて教室を後にした。
いつも落ち着いている花京院の百点満点の笑顔にクラスの女の子の黄色い声と視線がすごかった。
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