奇妙珍妙紀行

□あいして?
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「せしる「もーっ、何か用?」

最近せしるがディアボロに冷たい。

毎日終わることのないセクハラについに嫌気が差したようだ。

「別に用はないけどよ...」

「じゃあ洗濯物取り込むから。」


しかしこれは完全にディアボロの自業自得であって、同情の余地はない。

「...」

せしるのことは嫌いではないし、むしろ...なので彼女の冷たい態度に悶々とする。

自分の悪いところはわかってはいるが、ついやってしまうのだ。
好きな女の子にわざとイタズラする男の子の心理と全く同じ。
もういい歳した大人だというのに呆れるばかりである。

セクハラのほとんどは本気で手を出すつもりではないし、彼にとっては挨拶のようなものなのであって(かなり迷惑な挨拶だが)。
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