奇妙珍妙紀行

□ちみドロリッチ
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今日のお風呂の順番は私が最後。


...のはずだったのに。




「あがったよ〜」

「じゃあ俺で最後か」

「えっ!?」


私の驚きを気に留めず、そのままお風呂へ向かって行ってしまった。

ディアボロがまだ入っていなかったなんて、一生の不覚...

入るな、なんて理不尽なことは言えないし...
...でも気にしなければ大丈夫かな。
ちゃんとあがる前も確認したし。


─────────

ガチャ

ディアボロがあがったようだ。

「なあせしる。お前生「どわっしょーーーい!!!」

いきなり今一番話題にされたくないことを言われて叫び声でかき消す。

「排水口に経血が「へっくしょーーーい!!!」

わざとらしすぎるくしゃみで再び回避した。


とりあえずディアボロは黙ったが、ふつふつと恥ずかしさと怒りがこみ上げてくる。

「ディアボロのバカぁぁああ!」

バチーン!

思いっきり平手打ちを食らわす。

「変態!デリカシー0カビ男!
もうディアボロなんか知らないッ!!」

まわりもみんな男性だし、もうここにいたくない。

パジャマのまま家を飛び出して駆け足で隣の自分の家に閉じこもった。


(もうやだ!今日はこっちで寝る!)
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