奇妙珍妙紀行

□アモーレ投降
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部屋の中では相変わらずガンガンの音楽とどんちゃん騒ぎが続いている。


ついに食料が底をつき、ミキタカがミラーボールに変身すると今度は全員で踊り出した。

ハハハッ!

サイコォォオー!

みんなの楽しそうな声を聞きながらせしるは思う。

(あぁ楽しい!ずっとこの時間が続けばいいのに...!)


...続かなかった。


ガタン!!!

凄い音をたててドアが開く。

「オイテメェらァァアアッッ!!!」

承太郎の本気の怒声が響くとパリピたちはシン、と静まり返った。
大音量の音楽だけが部屋に響く。

「うわっ、なんだよこの音楽!
耳がオカシくなりそうだぜッ!」

アナスイが耳を塞いで叫ぶと、ウェザーも同感だったようですぐさま音楽機材に雷雨が降り注ぎ、機械がショートして音楽も止まった。

両者に重すぎる沈黙が流れる。
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