奇妙珍妙紀行

□自由への心
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『n+6日』

図書館でプッチさんと落ち合って、てるくんの本を見せた。

「よし、やってみようか。」

プッチさんが『能力から解放される』命令
diskを本に入れたけど何も起こらなかった。
次に『人間に戻る』diskも入れたけどやっぱり何も起こらなかった...。

「うーん、これはかなり強力にやられたみたいだね。」

てるくんにプッチさんのことを伝えると

『わざわざありがとう。僕が持ち出し禁止じゃなければいいんだけどね...』

と返ってきた。

それを眺めながら何か考えていたプッチさんが

「ほかに心当たりは...、あるにはあるのだけれど...」

「え!それは!?」

「彼が素直に協力してくれるかどうか...」

少し聞くと、プッチさんが徐倫と戦ったときに利用した内の一人らしい。

しかもジョルノじゃないDIOの息子さんらしい...!

「私がついて行ってあげたいけれど、
そうするとかえってせしるを危険な目に遭わせてしまうかもしれない...。」

そう言って困った顔をする

「ありがとうプッチさん。
私行ってみるよ!」

「それは危ない!絶対に一人で行ってはいけないよ!」

珍しく強い口調のプッチさんに止められた。
そしててるくんの本に『君も止めてくれ』と書いたメモを挟むとすぐに文字が浮かび上がってきた。

『せしる!僕のために君を危険に晒すことなんてできないよ!
方法ならゆっくり探そうよ。僕はいつでもここにいるんだから』

「...それって一人じゃなきゃいいんですよね。
要するに誰かといっしょに行けばいいんですよね。」

「せしる...!」

「私絶対てるくんを助けてみせる!
私はもうマンモーナじゃあない、立派なスタンド使いんだからッ!!」


「...わかった。私もいっしょに行こう。
せしるに何かあったら責任はすべて私が持つよ。」

「いいえ、プッチさんは行かなくて平気です。
私はあの人にマンモーナじゃないってことを証明しなきゃいけないからッ!」

そう言って図書館を飛び出した!
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