きみょうですてきな
□遭遇もやさしく
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「よし!そろそろ帰ろー」
「お前は卵割りそうだから俺が持つ」
「失礼な!」
あのあと夕飯の食材を買いに行った。
恐らく和食好きな吉良さんには申し訳ないけど
洋食、オムライスが食べたくなって卵や野菜やケチャップを買ってきた。
「そういえば、今日はディアボロ死ななかったね!」
「...確かに。お前に運を分けてもらっているのかもな。」
嬉しそうにせしるの頭を撫でるディアボロ。
(そうしてれば綺麗なのになぁ...)
「そうだせしる。
この近くにちょうどホテルがあるんだが、休んでいかないか?」
「え?なんでホテルに行く必要があるの?」
「...お前は純粋だな。」
ディアボロの企みは彼女の純粋さによって阻まれる
だがここで折れるボスではない。
「いいだろう。どうしてホテルに行くのか教えてやる、だからまずはついてこい。」
「ボス!何やってるんですか!?」
ボスと呼ばれ二人が声のする方へ向くと
知らない二人組が
「あのバンビーナはボスの恋人なのかな?」
「いや...多分違うと俺は思う」
「え、じゃあ犯罪?」
「ギャングって時点で元々アウトだろ」
とひそひそ話している。