きみょうですてきな
□正義へおじゃまします
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重い袋を抱えてやっと家に帰った。
最後の階段が辛かったよ...
「ただいまー」
「ただいま帰りました!」
「二人ともお帰りなさい。」
「おう。お、ドッピオじゃん。
あとでトランプしようぜ。」
「フン、それごときの荷物でヒーヒーするなど貧弱でしかないなァ。」
プッチ神父、帰宅したディエゴくん
起きていたDIOさんは帰ってくる私たちを窓から見ていたらしい。
今は夜の6時、吉良さんはまだ帰ってきていない。
「そういえばカーズさんは?」
「仲間のところに遊びに行ったよ。
今夜は帰って来ないと言っていた。」
(あれ、コーヒーゼリーが渡せないじゃないか...!)
ディエゴくんと吉良さんにはまとめて渡そうと思っていると
「とぅるるるるるるる♪とぅるるるるるる♪」
ドッピオが変な声を出した!
「なんだ、もう交代かよ...」
つまらなさそうなディエゴくん
「ドッピオ!?どうしたの?
どこか具合悪いの!?」
「せしる、ちょっと待って!
ボスから電話が来てるんです!
とぅるるるるるるる♪るるるん♪」
電話なんて鳴ってない。
ドッピオが鳴っている。
私の心配をよそに、ドッピオはレジ袋の中から詰め替えシャンプーを取り出して耳にあてた。
「もしもし、ドッピオです!
ボス!──はい、はい、わかりました、今すぐに!」
シャンプーを耳から離すと...
ドッピオは服を脱ぎはじめた!
(ん?デジャヴ...)
目の前にいたドッピオは瞬きをする間にディアボロに変わっていた。