奇妙珍妙紀行
□召しませ問題児
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下校のときもいろんな場所へ勧誘しに行く。
「メローネはもちろん来るよね?」
「もちろんだよせしる!
そんな楽しそうなイベント、このメローネさんが見過ごすわけがない!」
よし、メローネがいればカオスになることは避けられないが、とりあえずノリがいいので盛り上がるだろう。
「俺も行くぜ」
横で話を聞いていたホルマジオも手を挙げて参加を表明した。
「おお!ベネだねホルマジオ!」
「何楽しそうにしてンだよ、俺も混ぜろ」
ギアッチョが会話に入り込んでくる。
事の次第を話すと、
「──ふーん。いいぜ、行ってやるよ。」
「うげっ」
「んだよメローネッ!文句あんのかよッ!!」
「だってギアッチョってば頑固だからノリよくないも〜ん」
「うるせーよ!リーダーに比べたら全然マシだろ!?」
「俺の何よりマシなんだ?」
ギアッチョが大声で叫んだせいでキッチンにいたリゾットが会話に入ってきた、まずい。
「え!えっと...
...っ露出だよ!露出の多さ!胸筋ッ!」
「露出...?」
リゾットが何か考え始めた隙をついてそそくさとアジトを後にした。