大きな背中

□我慢して
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木陰でのんびりとうたた寝をしていると、大きな影が自分の体を覆った。
何かなと薄目を開けると、オメガモンがいた。


「なんだ、起きてたのか。」


「ん…さっき起きた…」


少々眠たい頭を起こし、目を擦った。
屈んで此方を見ているオメガモンは特に何をするわけでもなく私を見詰めている。


「……」


正直少し怖いなと思うのだけれども…
そう思いながらぼーっとしていると声をかけられた。


「なぁ、ディア。」


「はい?」



名前を呼ばれて生ぬるい返事をした。
それを聞いたオメガモンが抱き寄せてきて服の下をまさぐる。


「ちょちょちょちょっ!!待て待て。またか!」


またかと思いながら抵抗するも、普通に考えて力が及ぶわけでもなく淡々と弄ばれる
抵抗しても意味がないと悟り抵抗を止めると、背中から下へと手が移動する


「……」


「抵抗止めたのか?」


「勝てないってわかってて抵抗するのは馬鹿だと思う。」


「賢明だな」


服などは脱がされることがなく、ただただ触られるだけでそれ以外なにもしてこない。

「ディア。」

「ん…?なに?」


抱き寄せられて抵抗も出来ず、やることがない私はよそをみていたけれど、声を掛けられてオメガモンを見る。
堅物そうな顔をしてほぼ毎日と言っていいほどに私の体を模索するんだからたまったもんじゃない。


「今日はもう我慢ができない。」


「昼間っからヤる奴がいるのか、怒るよ。」


まぁ、飽きもせず毎日毎日感触だけでおかずにされる私の身にもなって欲しいものだよ。


「夜なら良いの?」


「そういう問題じゃないけどなぁ…」


はぁ…。と、ため息をついて物事に諦めをつける。


「んで??アルフォースに見つかったら何て言い訳するつもりなの?」


「貰ったって言う」


「アルファモンにも殺されたいのか、あんた。」


「負けないよ?」

嫌味たっぷりに言ったつもりだったが、気にしてないみたいだ。
堂々と負けないよ。なんて言われりゃ私のパートナーを心配する
今頃探されてんのかなと思ってまたオメガモンから目をそらそうとした時


「んっ…!」


触れられた事のないところを撫でられ、ビクリと体が震えた。
こんな事をされれば誰だって見る。


「オメガモン。」


「だから、我慢ができないんだって。」


ゆっくりと股を開かされ、内腿を触られる。背中にゾクゾクと刺激が反映されて少し仰け反る。


「クソっ、…せめて、日中は、我慢……して…っ!!」


それを最後に言葉が途絶えた。
このあとどうなったかなんて、私とオメガモンしか知らないと思うのだけれど……私にとっては最悪の日になったことにはかわりない。














平成28年8月15日
基本何処触られても平気なのに内腿触られたら感じるとか、凄いくるものあるよね(止めろ)←
 

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