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□アンタの一番で居たい
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一松side

ん、僕一松。
ろくでもなさそうって?
その通り、それアンタ
間違ってないよ…
生きる気力のないクズです。
ゴミです。あ、その目いいね…
縛ってくれてもいいし、
踏んでもいいよ…

突然だけどさ、僕は恋をしている。
クズで燃えないゴミのくせして
なに言ってんだって思うでしょ?

しかもその相手実の兄、よりによって
あのクズの親玉おそ松兄さんだしね…
うん、もっと蔑んでくれていいよ…。

なんであの人なんだろうね。
ホント報われない…まぁ、普通に恋したところで叶わないのは目に見えてるけどね…

だってゴミに好かれて嬉しい人なんている?ヒヒッ…居るわけないよね…
それこそ大凶だよ。

おそ松兄さんってほんと
ドクズだよね…クズの僕が
言うんだから間違いないよ…
人の財布からすぐ金スるし、
その金パチに使って負けてくるし

だけどさ…無駄に兄さんなんだよね。
こんな僕でもホメてくれるし
頭撫でてくれるし…

え、気持ち悪いって?
ごめん…もっと罵って…

「ねぇ、いちまつぅ、
さっきから1人でブツブツ言って
どうしたのぉ?」

そういえばおそ松兄さんと
二人きりだった…忘れてた

「別に…」

「んもぉ〜なにその返しぃー
冷たくなーい!?お兄ちゃん
寂しいぃぃぃぃ‼」

極度の構ってちゃんなところも
アレだよね。ガキかよ。

「おそ松兄さん…ウザイ」

僕も僕で素直になれないから
すぐこんなこと言っちゃうし…

「えぇ!?ひどい!
まぁ、いいけどねっ!お兄ちゃん
それが一松の本音じゃないこと
知ってるし🎵」

「っ!?」

あぁもう、アンタのそういう
とこホント苦手だよ…

「バカじゃないの…あ、バカだったね
ねぇ、おそ松兄さん。しょうがないから構ってあげるよ…」

アンタは弟に平等の愛を注いでる。
クズだけど、一番兄弟のことをみてて
すぐ見透かしてしまう。

おそ松兄さん、アンタは僕にとって
1番の兄だよ。大好きだ。
そんなこと言ってあげないけどね…

「一松ったら素直じゃないねぇ〜
ホントお兄ちゃん一松のこと心配!
そんなんで社会にでていけるのぉ?
まぁ、お言葉に甘えて構ってもらおっと!」

ねぇ、おそ松兄さん。
僕いつか、アンタのその
余裕はがしてやるから、覚悟してて。

別に兄さんと恋人同士になりたいとは思わないけど…

『一松の事が一番心配なんだよねぇ』


僕はアンタの一番で居たい

end

あとがき

初作品です!
短いですね。次回作頑張ります‼

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