こんなになってまで、守りたい人ができたとかちょっと、びっくりだ。 「なにしてるの、フレッド、どうしてあんなことしたの。どうして、わたしをかばったりしたの」 なんども息を吸って、ボロボロと涙を流すfirst name。苦しかった。おまえは生きるんだ、泣くな 「す、」 「しゃべらないで」 「すき、だ」 余裕さ。お前さえ生きていてくれれば、俺はなんにだってなれるし、どこへだって行ける。ジョージに会えないのだけが、心残りだけど。 「どうして、どうしていつもわたしを置いていくの!あなたがいなくなったら」 手を伸ばしてfirst nameに触れる。大丈夫さ、大丈夫。いつだってそばにいるよ約束する。ちゃんと聞こえただろうか、声になっていただろうか。 「first name、笑って」 悲しそうな顔しないで、大丈夫。俺のラッキーとハッピーをぜんぶあげるから。そう、うーんと良い毎日になるさ。 それじゃあ、また。 ( あ、やっと笑った ) |