fred ss

□それじゃあ、また。
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「フレッド」

こんなになってまで、守りたい人ができたとかちょっと、びっくりだ。

「なにしてるの、フレッド、どうしてあんなことしたの。どうして、わたしをかばったりしたの」


なんども息を吸って、ボロボロと涙を流すfirst name。苦しかった。おまえは生きるんだ、泣くな


「す、」
「しゃべらないで」
「すき、だ」


余裕さ。お前さえ生きていてくれれば、俺はなんにだってなれるし、どこへだって行ける。ジョージに会えないのだけが、心残りだけど。


「どうして、どうしていつもわたしを置いていくの!あなたがいなくなったら」


手を伸ばしてfirst nameに触れる。大丈夫さ、大丈夫。いつだってそばにいるよ約束する。ちゃんと聞こえただろうか、声になっていただろうか。


「first name、笑って」


悲しそうな顔しないで、大丈夫。俺のラッキーとハッピーをぜんぶあげるから。そう、うーんと良い毎日になるさ。





それじゃあ、また。
( あ、やっと笑った )

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