TSUKIPRO

□魔王様の部屋にて
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一年を通して室温20°Cの
超ウルトラ快適空間に入り浸る私


でも20°Cってちょっと寒いんだよね
実際22°Cくらいが丁度いいと思う


「ということで、足りない2°Cは
僕が温めてあげるよ」


という隼の申し出をありがたくうけ
彼に後ろから抱かれていると
これがまぁスッポリおさまる
身長差、完璧です


「寒いなら、この部屋こなかったら
いいだろ??」


と、同じくこの空間に涼を求めにきている黒田を抱きながら私に言うのは
何を隠そう私の愛するSix Gravityのリーダー睦月始様

「いいえ!それはなりません!
今日みたいに暑い日には隼の部屋が
始様の出現ポイントですから」

「俺はポ◯モンか」

「ちょっ、隼!!聞いた?!今の?!
今 始様が私にツッコミ入れたよ!?
ねぇ!!!ツッコまれた!!!」

「やるねぇ始〜 彼氏である僕の前で
廉にツッコムなんて
さすが黒の王様 ヤることが違うねぇ」

「おい、違うだろ」


そう、私天音廉は
何を隠そう睦月始様のファンなのです
ファンクラブの会員ナンバーは7
隼との連番で、ラッキー7なのが自慢

今日みたいに暑い日には
私にはちょっと肌寒い隼の部屋に
入り浸る、もちろん目的は始様と
同じ空間にいること

誤解のないように言っておきますが
隼のことは大好きです
こんなに美しい人見たことないくらい
でも、でも、始様は違うの
隼と始様どっちが好きかと聞かれれば
ちゃんと隼と答えるくらいには
彼のこと大好きなので誤解しないでくださいね

現に今もこうして隼にぴったりと
くっついて後ろから抱きしめられてるわけだし
始様に触れるなんて恐れ多くて年に1回くらいしかできないくらいには
始様のことを崇拝している私です






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