IDOLiSH7
□ペンギン
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「寒っ…」
外は真夏の灼熱なのにこの部屋の中は真逆、まるで冷蔵庫の中にいるみたい
「16℃…って！！低っ！！
ちょっとナギ！？凍る！凍るよ？！」
この部屋の主のナギは寒い国の出身だから日本の夏は耐えられないのは理解できる
日本人ですらつらいんだから暑さに耐性のないナギなら尚更だろう
にしてもこれは低すぎる
外が暑いから薄着をしているのに加え16℃のエアコンでガンガンに冷やされた部屋はむしろ真冬
「おかえりなさいマイプリンセス
暑さに弱いワタシのために灼熱の地獄に勇敢に飛び込んでアイスクリームを買ってきてくれた貴女が少しでも救われるように天国のように涼しくしておきまシタ」
「お心遣い痛み入るんだけどこれは寒すぎだよ？！
それに今からこの部屋でアイス食べようとしてるんだよね？！凍死するよ！！？？」
とりあえずエアコンの設定温度を22℃まで上げさせてもらう
本当、世の中のエコとか節電とかガンバってる皆様ごめんなさい
「廉、寒いですか？」
「とっても」
「それならワタシが温めて差し上げます」
そう言いナギは私をぎゅっと抱きしめる、大好きな甘い香りがふわりと私を包み込んだ
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