IDOLiSH7

□ブラコン
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私の隣に座ったお兄ちゃんは
なぜか私の頭を撫で始めた




「今のラビチャ意味あった?」

「あるぜ」

「いや、どう考えても無いでしょ」

「廉と過ごす時間に
意味のない瞬間なんてない
どんな時でも、こうして廉と
過ごせることに俺は意味を感じてる」






こういうことを恥ずかしげもなく
言えてしまうところ、尊敬する
兄妹だけど、私そんなこと言えないもん







「生意気で、すぐ口答えするし
すぐ機嫌悪くなるし、ワガママだけど
そーゆーとこもひっくるめて
可愛くて、優しい、俺の大切な妹だ
世界で1人だけの大事な妹だせ」

「最初の悪口4連発には目をつむってあげる……
私にとっても、お兄ちゃんは世界で
1人だけの大事な大事なお兄ちゃんだよ
強くて、かっこよくて、優しくて
自慢のお兄ちゃんだよ
お兄ちゃんが私のお兄ちゃんでよかった
って、思ってるよ」

「当たり前だろ、こんないい兄貴
他にいねぇからな」

「こんないい妹も、他にいないよ??」

「よく言うぜ」

「お兄ちゃんこそ」







大好きな大好きなお兄ちゃん
お兄ちゃんに彼女なんて許さないし
お兄ちゃんに言い寄ってくる女は
何人たりとも容赦しない
でも、お兄ちゃんが好きになるような人
なら、ちょっとくらいは
ほんのちょーっとだけなら認めてあげてもいいよ??
ほんのちょーーーーーっとだけならね







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