IDOLiSH7

□アイドル就労時間外
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「んっ……ふぅ…」

「目、閉じないでって、言ってるでしょ?
ちゃんと僕のこと見ていなよ」

「そんなのっ、無理…だよ」





こんな綺麗な顔が目の前にあるのに
恥ずかしくてずっと見てるなんて無理
しかし天はそんな言い訳は許さない






「ふふ、可愛いね廉
そんな泣きそうな顔されたら
もっともっといじめたくなっちゃう」

「いじわる…」

「そうだね、僕は好きな子は
いじめたくなっちゃうみたい
そんなこと思うのは廉だけ
だよ…??」

「…ずるい、そんなこと言われたら
何も言い返せない……」






天はファンの前では完璧で
優しくて、甘くて、天使だ
こんなふうに妖艶に笑いながら
意地悪なことをするのは私だけ…
そんなこと言われたら嬉しくて
意地悪が意地悪に感じなくなってしまう






「愛してるよ廉
こんなに愛おしいと思える女の子は
君だけだよ」

「嬉しい…、私もこんなに好きなのは
天だけだよ」






業界のタブーとか、そんなこと
気にならないくらいにあなたが好き
もし私達の関係が明るみになっても
絶対にあなたを守るから

どんなことをしてでも
私の大好きなTRIGGERの九条天は
私が守るから

だから、今だけはこの夢のような
甘い時間を過ごすことを許してください







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