IDOLiSH7
□ペンギン
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「マイプリンセス…
もう二度とこの腕から離しませんあんな灼熱の世界にアナタを送るようなことは決してしません」
「大袈裟だよナギ
私なら大丈夫、日本の夏は生まれてから何回も経験してるし
ナギのためにアイス買ってくるくらい何てことないから
ほら、早くアイス食べよ?溶けちゃうよ?」
持っている袋を指して言うと
ナギはそれを私からとり冷凍庫に入れた
「ナギ?」
「今はアイスクリームよりもアナタが欲しくなりマシタ
抱きしめたくらいじゃ温まらないでしょう?体の芯まで、温めて差し上げマス」
人形のように綺麗な顔がぐっと近づいてくる何度みても彼の美しさに慣れることはなくて、胸がうるさく鼓動する
「ナギっ、温まるんだったら、エアコンの温度をっ…」
「廉はワタシと溶け合いたくないデスカ?」
海のように深い瞳が私を見つめる
恥ずかしくなるような台詞を言われているのにこの顔が言うから、いやらしさとかは全くない
「ずるいよ…ナギ…」
「why?
ワタシ何もずるいことしてないデス」
「そんな質問、断れるわけない…
私だってナギに触れたいよ?
でも、2人で熱くなったらナギがツラくなっちゃうんじゃないかって…」
「Don't worry
廉と熱くなれるなら大歓迎デス」
そう言いナギは少しかがんで私にキスをした、優しく触れるようなキスから深く溶け合うようなキスになり体温が上がる
「んっ…ふぁ、…」
「可愛いデス、廉」
ナギはひょいと私をお姫様抱っこし、ベッドにそっと私を下ろした
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