小説

□長男の服を着てみる四男
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※長男のパーカーをこっそり着てみる四男。

今俺は間接的におそ松兄さんとひとつになっている。
自分でも何を言ってるのかよく分からないけどなんか興奮してきた。
次の瞬間開く襖と何故かこのタイミングで帰って来るおそ松兄さん。
赤いパーカーを着て呆然とする俺。
「…え?」
「お、おそ松でぇ〜〜す」
全力のモノマネを披露するも、これは終わった。
だって目の前に本人いるんだもん。
いつぞやの事変とは訳が違う。
正直に言おうか考えていると、おそ松兄さんはタンスをごそごそして俺のパーカーを取り出した。
紫のパーカーに着替え始める。
髪をくしゃくしゃにしてから「…松野一松です」と一言。
なんだこの流れ。
しかし今はこのノリでいくしかやり過ごす術がない。
「い、一松!帰って来たんだな。遊ぼうぜ!セックスしよう!」
駄目だ正しいおそ松兄さんのやり方が分からねえ。
「え?な、何言ってんのおそ松兄さん」
「良いじゃんたまには、ね?」
「ちょ、ちょっと待って!一旦終了!なんでお前俺の服着たの?」
「…おそ松兄さんと間接的にでもひとつになりたかった」
「ひとつになりたかった、って…そういう意味で?」
「うん…性的な意味で」
「…ごめん…ないわ…だって兄弟じゃん…無理…」
「やばいぞくぞくする…もっと蔑んでくれてもいいよおそ松兄さん」
「なんかやだ!なんで喜んでるの!?」
「もっと言って!」
「え〜やだ!つかもうやめよう!脱いで!」
「セックスしてくれたらいいよ」
「どんな条件だよ!いいからもう!」
おそ松兄さんが無理矢理脱がそうとしてくる。
「わ、い、今触んないで!襲っちゃうから」
「じゃあどうすんだよ〜!」
「自分で脱ぐ」
「そうだな。俺も着替える」
「おそ松兄さん今脱がないで!襲っちゃうから!」
「どんだけ俺に興奮してるんだお前!」
「ああ駄目だ…今目の前におそ松兄さんがいるだけでやばい…」
「まじかよ!俺どっか行ってくる!」
「その格好だとまずいって…あ」
思わずおそ松兄さんの手をつかんでしまった。
「もう無理いいいい!お願い一発だけえええ!」
「お前ふざけんなこっちが無理だわ!離せええええ!」
〜15分後〜
「あ、意外とイケるわ。続けて一松」

意外とイケたおそ松はその後一松と楽しんだそうです。


〜Happy END(?)〜

一おその適当でいい加減な感じが好きです。
何だかいつも同じようなオチになってしまいます(^^;
ありがとうございました!
2016619

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