海の冒険の”ユメ”

□インペルダウン
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「………此処……何処?」

「………てか、此処って……」

「まさかの……」

「「「牢獄!?」」」

劉娥達に連れて来られたのはインペルダウン。
それは良いが、何故か牢獄の中にいるってどういうこと!?

「……どうする?」

「「ぶち壊す!!」」

「……変わらないね?」

「変わる訳ないじゃん!」

「変わったら僕達じゃないじゃん!」

「いっそ変わって欲しい。」

まぁそんないざこざはさて置き、何やかんや言いながらも、パワフルなリンのお陰で……



「誰がパワフルじゃい!」


………こほん、"死神の白虎"リンのお陰で牢獄から見事脱出した。

「………で、どうする?」

「こんなに静かって事は、ルフィはまだ来てないって事だね。」

「ミカはルフィloveだね?」

「そういうリンだって、ローloveじゃん!」

「ロー?……ロー…………ロー!!!!」

「「やかましい!!」」

リンはミカとレイからダブルアイスを食らった。

「取り敢えず、原作に関係ある人とは関わってて損は無いと思う。」

「レイに賛成!」

「同じく!」

「じゃあ先ずは………」

「「ジンベエに会いたい!!」」

「いきなり重要人物!? てか、声デカイ!」

……とまぁ、こんな感じでブラブラする事になった。←どんな感じ!?

「確か……エース、ジンベエ、イワちゃん、ボンちゃん、イナズマ、バギー、Mr.3、Mr.1………」

「クロコダイル。」

「あんの糞鰐野郎があぁぁぁ!」

「まぁまぁ落ち着きたまえ!」

「落ち着いていられるかあぁぁ!」

「良く考えてみ? クロコダイルは砂、つまり水に触れると能力が使えない!」

「っは!」

「そう、水が能力のレイにはあの鰐は近づく事が出来ない!」

「流石ミカ!」

「はっはっはー! もっと褒めたまえ!」

「………はぁ。」

ため息が絶えないレイだった。




















「此処は、バギーやMr.3がいるんじゃなかったっけ?」

「お〜、どうする?」

「逃がしとく?」

「………いや、まだ時期じゃない。」

「「了解!!」」

そうして、更に進む3人。

「……ねぇ、別行動しない?」

「…ねぇ、別に良いけど?」

「レイ………どこ行くの?」

「………ちょっとね?」

そう言ってレイは1人別行動した。
残った2人は………

「……俺泣いていい?」

「僕の胸、1回1万ベリー。」

「ぼったくる気満々!?」

































一方レイは……………

(……此処に、クロコダイルが。)

そう、レイはキッドが好きだが同時にクロコダイルやドフラミンゴ等の曲者が大好きなのだ。

(………っあ、あの牢獄。)

ふと見ると、奥の牢獄の中に探し求めていた人物がいた。

「………水鏡合わせ。」

見る見る内に、レイの姿がインペルダウンの女性看守へと変わっていった。

(………こんなもんかな?)





ーコツ……コツ……コツ……コツ……ー

牢獄に近づくにつれて、レイの心臓の鼓動が早まる。

(落ち着け………落ち着け……)

遂に、彼がいる牢獄の前まで来た。

「………サー・クロコダイル。」

クロコダイル「………ぁ?」

「………お前に、面会を求め者物がいる。」

クロコダイル「……俺に、だと?」

まずい、思えばこのインペルダウンに面会に来る者なんてそうそういない。
これは墓穴を掘ったか?;

クロコダイル「…………それは、お前か?」

「………っは?」

クロコダイル「何だ、違うのか?」

「……っあ、あぁそうだ! 今日から新しく入った者だ。 此処の看守を任されているから、囚人は把握しておきたい。」

クロコダイル「………ほぉ、そりゃあ仕事熱心だな。 うちの奴らにも見習わせたいもんだ。」

(クロコダイルって、やっぱこんな性格なんだね。)

クロコダイル「…………………おい。」

「……何だ?」

クロコダイル「お前………………何の能力だ?」

「っ!」

一瞬、レイの表情が強ばるのをクロコダイルは見逃さなかった。

「…………私は、自然系の能力者で…………能力は、水だ。」

クロコダイル「………どうりで湿っぽい訳だ。」

「え?」

クロコダイル「いや、気にするな。」

いやいやいやいや、気にしますよクロコダイルさん!
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