Novel

□お前は俺の
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最近、妙に苛ついている
それが何なのかがわからないから余計に苛つく

レイはといえばいつの間に作ったのか黒猫のぬいぐるみを抱き抱え頭を優しく撫でながら話しかけている
返事が返ってくるわけでもねぇのに

「…おはよう、アイン。寒く、ない?」

「さっきから何してんだ、お前はよ。ぬいぐるみに寒いも何もくそもねぇだろうが」

レイの腕の中のアインとかいうやつにガンを飛ばしつつそいつの代わりに答えてやった

「……暖めてあげる」

あきらかに俺を無視してアインを抱き締める腕に力を込めてるのがわかる
壊れ物を扱うように大事にしていることが気に食わない
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