浮遊物

□くじ引き
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またいつものように研究所のとある部屋で下らない話をしていると、カツンカツンと大きな足音を立ててアイツがやってきた



「よぉ、シーザー、また来てやったぜ」

「なんだジョーカーか」

「おっと、用事を思い出した、船に戻らねぇとな」

「そういえば片付けなくちゃいけねぇ書類があったんだった」

「おい待て」

「シュロロロロ、ジョーカーは仕事ねぇのか?」

「もう片付けた、それよりお前ら5分もここにいねぇだろ、なのに何なんだ急に用事って」

「お前みたいな遊人には分からねぇだろうな」

「なんだよ元社長〜」

「死ね」

「フッフッフ、怒ったワニも好きだぜ?」

「怒ったつーか、呆れてるようにしか俺には見えない」

「よく分かっているじゃないかスモーカー君」

「煙鰐フラグかぁ?」

「ジョーカー、流石にそれは無理があるぜ」

「フッフッフ、そうだろう?そうだろう?そこでだ」

何処からともなく真っピンクの箱を取り出すドフラミンゴ

「そこでってなんだよ」

「ジョーカー、そいつぁ、どっから出したんだ?」

「インベントリ」

「鳥だけに?」

「…」

「それよりだな、今からここにいる俺を含めた4人でくじを引く」

「断る」

「まぁそういうなよワニちゃん、悪い話じゃねぇよ」

「嫌な予感しかしねぇな」

「話聞けって、それでだな、この中には赤い玉と青い玉が入ってる」

「話が読めた、断る」

「いいから聞けよワニ野郎」

「うるせぇんだよフラミンゴ野郎」

「あーあーあー、いいから話進めてくれジョーカー、批判はそれからだ」

「その通りだぜ、そこでだな、このくじを引いて同じ色の玉が出た奴どうしで1週間付き合u「「「断る」」」

「おいおい…」

「ジョーカーの頼みと言われてもこれは譲れねぇな」

「海賊、極悪人、ましては男と付き合うなんて死んでも嫌だ」

「お前の頭は鳥以下か?」

「そう言わずにひこうぜ?な?」

「まぁ、俺の安全は確実だからどうしてもってんなら引いてやっても構わねぇが」

「な、てめ……ぁあ、そうだな、引いてやってもいいぞ」

突然肩を組みだしたスモーカーとシーザー

クロコダイルは何かを察した

「勝手にやってろ」

そう言って砂になり始めるクロコダイル

そうだ、それでいい
ジョーカーの狙いはクロコダイル、お前が居なくなればこの件は片づくんだ

「仕方ねぇな…それじゃあワニちゃんの代わりにトレーボルを呼んでくじを…」

「燃焼系ミオークGAS!」

「ホワイトランチャー!」


さり際のクロコダイルにシーザーが爆発攻撃を加え消し飛び降り積もった砂にスモーカーが海楼石の仕込まれた十手を突っ込み無理矢理実体化させてクロコダイルを捕獲した

「っ!トレーボルは反則だろ!!」

「クロコダイルには悪ぃが…なぁ、スモーカー」

「流石にアレはなぁ、つーかトレーボルってロギア?パラミシア?」

「トレーボルのベタベタの実はパラミシアだ」

「そ、そうなのか…」

「俺の上で喋るんじゃない、スモーカー君」

「開放して欲しければくじを引くんだな」

「お前たちも逃げればいいだろ!!」

「「あ、」」

「モネ!!」

「はい若様」

「モネどっから沸いた!?」

「しまった、モネは腐女子だ!」

「問題そこじゃねぇだろ!!」


スモーカーとシーザーはドフラミンゴに殴られ、クロコダイルは出遅れ
間もなくしてモネの持ってきた海楼石の鎖で巻かれてしまった


「さぁくじを引け、さもなくばトレーボルとセニョールを追加する」


ファミリーを笑っただけで処刑のファミリー思いなドフラミンゴがここまで特殊なファミリーを導入して脅して来た
やつは本気だ

「く、クロコダイル…くじを引いてくれ」

「待ちたまえスモーカー君、俺は引こうか引くまいがこの糞鳥に食われるんだ、この続きは言わなくてもわかるよな?」

「ふざけんなぁー!ひけ!ひけぇええ!」

「落ち着けシーザー、誰も俺がワニ野郎と付き合うために企画したなんて言ってねぇだろ、俺はこれでクロコダイル以外のヤツと付き合っても構わねぇからな」

「信用できねぇなぁ、フラミンゴ野郎、お前が海楼石をつけて引くなら考えてやってもいいぜ?」

「ちょっとまて、俺はパスだジョーカー」

「今更何言ってんだシーザー、引かねぇと研究所がsmile lessになるぜ」

「やめろ!ほんとに笑えねぇからそれ!」
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