番外編・リクエスト

□妹さんを俺にください
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これは私が赤司征十郎と恋人になって、2ヶ月程たった頃のこと。
この時赤司はまだ一人称が俺だった。あ、どうでもいい?


「あゆみ」

「ん?なに?」

「お兄さんに挨拶に行こうと思うんだが」

「………はっ?みや兄に!?」


正直色々危なそうなんだけど!?


「君のお兄さんが重度のシスコンなのは分かってる。でもだからこそちゃんと言っておかないといけないと思って」

「んー…まぁ隠し通すのも無理あるもんねぇ…うん、分かった。じゃあ今週末ね」

「ありがとう。さて、休憩は終わりだ、練習再開!」


………って、休憩時間に何言い出してんだ私の彼氏さんは。




そしてやってきました週末午後!


「ねぇ征十郎、大丈夫?」

「何がだい?」

「冷や汗」


そう。珍しくあの赤司征十郎が冷や汗をかいているのだ。
見てるこっちが恐ろしい。


「まーそう緊張しなさんな。みや兄シスコンだけどそれ以外は普通だし、シスコン抜けばただのバスケ馬鹿だから」

「……うん、ありがとう」


ぽんぽんと背中を軽く叩いて、玄関のドアを開けた。
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