司令の戦闘人形

□人形のトリオン体
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「「きゃ〜!!かわいい〜!」」

「冬島さん!次こっち!」

「はいよ」

「…トリガー、起動」

「やっぱりこれじゃない!?」

「…疲れた…」

「いや、でも白雪姫も捨て難い!」

「いやいや!アリスよ!」

「私もアリス!」

「…冬島さん、私、なんでもいいから帰っていいかな…」

「…あっちに聞け」

フェルミリアと冬島が溜め息をつく。

場所はボーダー本部冬島隊隊室。

そこには沢村、国近、綾辻を始めボーダー内の女性隊員が勢揃いしている。

「猫よ!ネコ耳!絶対猫耳よ!」

小南が珍しく本部にいるがひとつのトリガーを持ち言っている。

「分かってないな〜小南は!フェルちゃんにはこれよ!眼鏡っ子!それにパーカーにミニスカート!」

「それはない」

「ないわね」

「なんでぇ!?」

今行われているのは、着せ替え人形…基、フェルミリアのトリオン体設定の為に試着会が行われてる。

今の格好は二宮隊オペレーターである氷見の持ってきた『二宮隊スーツ(黒ぶちメガネ付き)』。

黒スーツにタイトスカート。
普段なら有り得ない服装なのだがこれもトリオン体設定ならではなのだ。

「やーっぱりアリスだよ〜」

「ヒラヒラしてて戦いにくくない?」

「そこもいい」

「柚宇ちゃんの変態理論は置いといて」

「置かないで!?」

「ほらほらお嬢さん方、さっさと決めたってくれやフェルも飽きてきてんぞ」

と呆れたように冬島が言うも

「フェルちゃんに胸元ガン開きの隊服設定してたオヤジ趣味さんは黙っててください」

と月見に一蹴される。

「すんません」

「…あれは…ない…」

とフェルミリアまでも言う。

「やめて!傷を抉らないで!」

「じゃあ多数決を取りましょう」

と加古が提案をした。

「1位と2位を設定しましょう」

「……お前も大変だな」

「…もうなんでもいい…」

現在の候補は

国近の不思議の国のアリス
木虎の白雪姫
小南の猫(耳&尻尾)
宇佐美の眼鏡っ子(パーカー&ミニスカート)
氷見のタイトスーツ(黒ぶちメガネ付き)
月見のシスター

etc...

「それじゃあ、皆ここに印を書いていってちょうだい」

とホワイトボードに書いてある項目を指差す。


─────数分後

「さぁ、全員書いたわね」

「はい」

「さて、結果は…」


*
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