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□赤い髪
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ミナトside
「ん…」
チュッ…チュッ…
「あ、あの…」
「はぁ…クシナ」
チュッ…チュウ…
「ミ…ナト///」
「んー…」
チュッ…
「ミナトってば!!///」
「ん? あっ…ごめん」
俺はクシナの髪にキスするのに夢中でいた
「いつもそう…私の髪にキスしてくるけど…何回もされてると恥ずかしいだってばね!//」
「ん! ごめん!」
「謝ってないでしょ…」
ジッとクシナに睨まれて
俺は素直に反省してないと告げた
「まったく…もう、ミナトはどうして私の髪にキスしたり触れてくるのが多いのよ? もしかして、これがミナトの愛情表現…とか?///」
まぁ確かにそうだけど…
「それもあるけど、他にも理由はあるんだよね」
「?? 他にも?」
「うん」
「なにそれ?」
「教えて欲しい?」
「なにその聞き方…」
ムスッとするクシナは可愛い
もっと弄りたいけどやめとこう
大変なことになりそうだからね…
以前、こういうことが前にもあって
俺が調子にのって弄ったらボコボコにされそうだったんだよね…
「あははっ冗談だよ、クシナ」
「もう…」
「もう一つの理由はね…クシナの髪が好きだからだよ」
「私の…髪?」
「うん、ほら…俺達が小さかったときだって言ってたでしょ?」
「髪が綺麗だったから…って?」
「ん! そうだよ…」
そう言ってクシナの髪に触れる
優しく…優しく…って
その様子をクシナが見て頬を紅潮させていた
「嬉しい?」
「べ…つに///」
「…素直じゃないな、ホント」
一本の髪を持ち上げて、手の甲にするようにキスをする
目線をクシナに向けると、更に頬が紅潮していて
俺だけにたいして照れてくれると思うと嬉しくて…
また髪に口づけを落とす
「クシナ…」
「ん…?//」
「好きだよ…」
「…髪が?///」
「違うよ、クシナが好きだよ」
チュッ…
今度はクシナの唇に口づけをする
「…っ!!///」
「返事は?」
「…私も、大好きよ///」
そう言ってお返しにキスをしてくれた
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