☆MAIN (別世界)
□不器用な俺、片翅の君 7
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一月は、行く。二月は、逃げると言うだけあって、
あっという間に、二月も終わりと言う月末・・・
結婚式に出席の為に、帰省してたマオさんが、
ゆうやとやってきた。
いつものごとく、遅い時間に、二人で、仲良く。笑
し、明「いらっしゃーい」
マ「ただいま〜♪」
ゆ「おばんです〜♪」
この面子で、一日の終わりを過ごすようになって、
数ヶ月だが、マオさん不在で、4人揃うのは、
一週間ぶりだった・・。
マ「これ、お土産の福岡名物、辛子明太子だよ♪」
し「お!ありがと〜!!良いね!お腹空いてない?」
マ、ゆ「空いてる〜!!!」
ビールとつまみや軽食をカウンターに出して、
土産話で、盛り上がる・・・・。
明「それはそうと、結婚式はどうだったの?マオさん!」
マ「うん・・結婚式は、盛り上がったし、あの曲も
弟夫婦は、感動して喜んでくれてたんだけど・・
親父と喧嘩して帰ってきたんだよ。笑」
し「えっ!?」
明「なんで???」
ゆ「カミングアウトしたらしいよ!!!笑」
マ「だってさ〜、東京で、何やってるんだ?とか、
結婚相手は居ないのか?とか、帰って来いだとか、
うるさいから、ゲイで、東京に、恋人が居る!って、
宣言したんだよ〜!!!そしたら、勘当だ〜って笑」
し、明「ええ〜っ!!!」
(・・・・・・・)
マ「でもさ・・・弟夫婦が、見送りに来てくれて、
何があっても、兄弟なんだからって・・・
家族なんだからいつか、親父も了承してくれるよって、
言ってくれてさ・・帰って良かったよ。笑」
と涙を浮かべながら微笑んだ。
ゆ「全く、バカだよね・・マオ君。」
と同じく涙ぐむゆうや。
呆気にとられる俺たちを横目に、後は、惚気だらけの二人・・。
その上、結婚式をしたいとまで言い出す始末。笑
全く、おめでたい二人だと、呆れながらも、
その勇気に、苦笑を零した俺。笑