小説
□Euphoria※
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俺は幼馴染みの総悟に仄かな恋心をいだいていた。
いつからだろう、性に目覚め始めた頃か。
いや、もっとずっと前から俺は、あいつの事が好きだった。
大切にしたい。
幼いながらもそんなことを思っていた気がする。
勿論今もそれは同じだ。
だが、高校に上がった頃からだろうか。
俺の中で、湧き上がる得体の知れない何かの存在が大きくなっていくのを感じた。
そしてそれは、とうとう夢となって俺の前にはっきりと現れた。
すぐ側に俺と総悟の姿が見えた。
夢の中の俺は、怯えきった表情の総悟を見下ろしていた。
俺の部屋でベッド柵に両手を縛りつけられ、嫌だと首を振っている総悟は制服のシャツをビリビリに破かれていて、露になった白い肌がひどく艶めかしい。
総悟に縋るような目で見つめられている俺は征服感に満ち満ちた表情を浮かべ、固く反り立った自身を露にして獲物に近づく。
ああ、総悟がやめてだとかお願いしますだとかいう言葉を必死に叫んでいる。
だが俺は、そんな総悟の頬を思い切り張ると無遠慮にズボンと下着を剥ぎ取り、小さな孔に己の欲望を突き立てた。
ああぁ゛あ・・ーーー!!
総悟の悲痛な叫びが耳をつんざく。
慣らしてもいないそこはきつく、俺自身を締め付けていた。
それでも俺は無理矢理に抜き差しを始め、大粒の涙を流す総悟を恍惚の表情で見下ろす。
傍から見ていても、彼の表情から興奮が高まり自身が膨張していっているのが分かる。
異常な光景を突っ立ったまま動けずに見ていた俺は、ふと我にかえってぞっとした。
総悟の哀れな姿を見て己もまた興奮を抑えきれず、自身は今にも欲を吐き出さんと固く、熱くなっていたのだ。