小説
□あなたへの月
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「わたしね、大っきくなったらお姉ちゃんとお兄ちゃんみたいな夫婦になりたい!」
私と彼のようになりたいと
今日いつも遊びに来ている女の子にそう言われました。
「だってお兄ちゃん、お姉ちゃんのことほんとに大好きなんだもん!あんな風にわたしも想われたい!」
彼がいつも私のことを気にかけて見ている姿がいいのだとそう言われました。
「お姉ちゃん…あのね…」
小さい彼女は少し前に見た彼の姿を嬉々として私に話してくれました。
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