氷帝

□最後に伝えること
2ページ/5ページ

んで、今俺の前にある紙。何だよこれ。と言ったて俺が指示したものだ。
『引退する先輩に感謝の意を込めて、手紙を書く』
というものは、どこの部でもやりそうなポピュラーなものだがそれでも渡すことにした。
勿論あの氷帝テニス部だ。
他にも、プレゼントやらなんやら用意されているのだが。
ちなみに、何百枚もらっても困るだろうから、正レギュラーと準レギュラー、平部員に分けている。
 で、俺は何日もかけてやっとあと一枚のところまできていた。ただ残った一枚が問題なのだ。
 跡部部長、氷帝学園のカリスマだ
そんな有名人なら書くのも簡単だと思うだろう、大間違いだ
俺は好きになってしまったのだ、王様を。
 伝えたいことがありすぎて、思い出がありすぎて、言葉にできなくて、
  

   伝えてはならなくて。
あと、5時間しかない。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ