ハイキュー
□全て愛しさに変わる
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「あっ、はあ…大地くん…」
「名前…」
彼女の名前を自室のベッドに組み敷いているとき、ふと先日のことを思い出した
「…そういえば」
「え…?」
「これ、この前部員たちに見られた」
苦笑いしながら背中の傷を見せる
「うそ、ごめん…!」
「いや、俺の不注意だ。名前が謝ることじゃない」
「でも…」
するりと離れようとした腕を掴み、再び自分の背中に回させる。
「離すなよ。寂しいだろ」
「大地くん…」
「それに、この傷は名前が気持ち良くなってくれた証みたいで嬉しいよ」
言い終えると同時に、ゆるゆると腰の動きを再開する
「やっ、あ…」
ぐっと奥を突けば、名前は身体を震わせて背中に爪を立てる
その痛みさえ、俺にとっては興奮の材料となる
もっと気持ち良くなってほしい
その一心で名前の身体を揺さぶっていく
「大地、く…っだめ、いっちゃ…」
「いいよ、イって…」
背中にちくりとした痛みを感じながら、名前をきつく抱き締めた
(君と愛し合った証なら)
(どんなものでも嬉しい)