銀魂

□連理の枝
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昼間は多くの者の声で賑わう万事屋にも、皆が寝静まった頃には淫靡な音が響き渡る

こうして大胆に交わることが出来るのは、まだ少女である神楽がいない日に限られる

その為か、この日の愛撫はいつも以上にしつこくかった

名前の股に顔を埋める銀時の舌が動く度に水音が鳴り、いつも銀時が寝ている煎餅布団に大きなシミが出来ている

そんなことは全く気に留めず、むしろそれを望むかのように名前の膣内を舐め回した

愛しい女の愛液は何故こんなに甘く感じるのか

一瞬そんなことを考えたが、そんな思考はすぐにどこかへ消えた

名前の乱れた姿を見る度、早く繋がりたいという思いが溢れてくる

銀時の愛撫によって十分すぎるほど濡れたそこは、物欲しそうにヒクヒクと痙攣していた

「銀時…」

名前が、掠れた声で自分の名を呼ぶ

それに応えるように自身をあてがい、一気に押し込んだ

奥まで飲み込まれると、我を忘れたように夢中で腰を振る

人間もやはり動物なのだと、思い知らされるようだった

全てを吸い取られるような、不思議な感覚

何度も内壁を擦られ、奥を強く突かれる度に名前は銀時を締め付け、離すまいと足を絡めて腰を引きつけた


やがて名前の嬌声と水音が大きくなり銀時が息の詰まるような声を漏らしたとき、2人の動きは繋がったままぴたりと止まる

名前は頭が真っ白になるような絶頂を迎えながらも奥まで注ぎ込まれる熱を全身で感じ、銀時もまた、自身から放たれた欲で名前の中が満たされていく感覚に浸っていた

荒い息づかいが少し落ち着いてきた頃、ようやく中から引き抜かれ時間差で名前の股から白い液が溢れ出た

それを処理する気力は既に2人には無く、口付けを交わすと抱き合ったまま布団に寝転ぶ

明け方には神楽が帰ってくる

それまでには身支度を整えて、普段通りに出迎えなければ…

そんなことをぼんやりと思いつつ、互いに愛しい者の腕の中で眠りについた




(たまにはこんな日があっても)
(幸せかもしれない)



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