戦姫(キングダム)
□ロンドD
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宴が楽しい、好きだという人は多いだろうが、白は例外である。
なぜか?
酒が入ると昭王は必ず白を呼び寄せ、膝の上に乗せて気が済むまで頭を撫でたりするのだ。
これが、白には不快でたまらない。しかし、しばらくすると大将軍五人が呼び戻すため何とか助かっている。
王騎「毎度毎度、大変ですねェ。コココココ。」
白「疲れた。義父上〜〜〜。」
司馬「ああ。」
そしてすぐに育ての親司馬錯に甘え始める。それを宥める司馬錯も手馴れたものである。
王齕「将軍となっても、白は変わらんな。安心したぞ。」
白「そう言いつつ私の器に料理を盛る王齕様も変わりませんね。」
王齕「ハッハッハ。主は細すぎるのだ。もっと食え。」
白「わかっています。」
王騎「確かに細すぎます。この体のどこからあれ程の膂力が出るのかわかりません。」
白「全然力は入れてないよ。相手が籠める力をそのまま自分の攻撃に変える感じでやってるから。」
王騎「しかし、それでは体の負担が大きいのでは?」
白「だから短期決戦なんです。廉頗さんと初めて一騎討ちした時は3日3晩休み無しで撃ち合ってましたけど。」
司馬「あの後は大変だったな。」
白起「あれ程の高熱を出したのは見たことがなかった。」