芸人

□あの頃の自分へ戻りたい
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綾部視点

俺は、祐さん祐さんってなついてくる吉村が本当に可愛くて、弟みたいにずっと思ってた。それがいつからか、キャラが180度変わり、今みたいに«綾部綾部»と突っかかってくるようになった。そんなある日、吉村の相方の徳井から電話がかかってきて、いつもの居酒屋で落ち合うことになった。

綾‹おぅ徳井!›
徳‹綾部さん、悪いっすね呼び出して›
綾‹おぅ!どうした?お姉さんビール2つね!›

«かしこまりましたー!»

ここは個室だから電話で注文をする!

徳‹今日は吉村のことで……›
綾‹吉村?›
徳‹はい!あいつ多分、綾部さんのこと好きなんだと思うんです!だからあんな態度になったんだと………›
綾‹………は?›
徳‹はい、俺聞いちまったんです!吉村の寝言………祐さん好きって泣きながら言うんです!あいつ………あいつ……›

その後は2人とも飲み直す気にはなれず、それぞれ帰った!

«泣きながら言うんです»

頭にこの言葉が残る。それが本当だったとしたら、俺が言ったあの言葉はあいつにとったら…………

あぁもう!しょうがねぇなぁ!
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