芸人
□あの頃の自分へ戻りたい
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綾部視点
現在午前2時!
勝手に入って勝手にテレビをつける!
吉村が«マジで帰れよお前!何で来るんだよ!»
なんて騒いでいるが俺には関係ないとばかりに、
買ってきたビールに手をつける。
そして吉村にもビールを渡す。すると、諦めたように
«はぁー»とため息をつく!
綾‹………お前さぁ………俺のこと……どう思ってる?›
そう聞くと俺に背を向けて答えた。
吉‹……はぁ?お前なんか………お前なんか…なんとも……想ってねぇよ›
そういう吉村の耳は真っ赤で、顔も真っ赤なのは容易に想像出来た。だから俺は後ろから抱きしめた。
吉‹……………何して…………›
綾‹…………お前さぁ………俺のこと好きなんだろ。›
«好きなわけねぇ……だろ………»
語尾は小さく少し涙声なのが余計に切ない………