続・奇妙な学園
□恐竜
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「よォ、えり。今日もいい天気だな。」
『......。』
「ほら、見てみろって。青空が広がっていて綺麗だぞ。」
『.......。』
「なぁ、なんで無視すんだよ?話くらい聞いてくれてもいいだろ?」
『ああ、もう!さっきから何なんですか!!うるさいですよ!!』
「お、やっとこっち見てくれたな。」
『.....で?何の用ですか、ブランドー先輩。朝から何度も何度も、迷惑なんですけど。』
そう、何故かは知らないけれど今日は朝からずっとディエゴに絡まれている。
朝は嫌々ながらも少し相手をしていたのだが、さすがに何度も絡まれるとうんざりして相手をする気にならない。
『そもそも、なんで放課後まで付き纏ってくるんですか。どっか行ってください。』
「なぁ、馬術部行こうぜ。」
人の話聞けよ。
『行きません。私は家に帰るんです。』
あ、帰る前にスーパー行かなきゃいけないんだった。
それも考えると、こんなとこで恐竜の相手をしている場合じゃない。早く帰らなければ。