続・奇妙な学園
□癒し
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『はぁ....。』
「えり、どうかしたの?」
『あ、凛ちゃん。』
ため息をついていると凛ちゃんが心配そうに尋ねてきた。
『うーん、なんていったらいいのか.....一言でいうとしたら、疲れた。』
「最近何かあったの?」
『いや、特には何もないよ。』
まぁ承太郎に名前がバレたという大変な事があったが、凛ちゃんから見たらたいしたことないだろうし、あえて言うのもなぁ、と思っていうのはやめた。
「まぁ何かあったら相談してよ。愚痴を聞くくらいならできるからさ。」
ね?と言って笑った凛ちゃんはもう本当に天使でした。
そして、凛ちゃんの笑った顔を見てわかった。
癒しだ。癒しが足りないんだ!
よくよく考えたら私、女友達って数えるくらいしかいないじゃん!
男は無駄にいるのに!いや、あれは友達ではないか。
ムサイ男などいらぬ。可愛い女の子とお喋りしたい。
うーん、でも新たに友達作るのもなぁ...そこまでする気力はない。
どうしようと悩んでいたら、ふと思い出した。
『ポチ.....。』
そうだよ!ポチなら気軽に会いにいけるし何より癒される!アニマルセラピーだ!
よし、放課後になったら会いに行こう!