奇妙な学園
□そういえば
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これからのことなど色々話したあと、ふと思い出した。
『あっ。』
「ん?」
『そういえば私スタンドの能力知らない。』
「コピー・アンド・ペースト....だったか?」
《お呼びですか!?》
私のスタンドが嬉々としてでてきた。
『何でそんな嬉しそうなの...。』
《主に呼んでもらえたんですから嬉しいに決まっているでしょう!》
どうやら私のスタンドは私のことが好きらしい。...ん?つまり私は私のことが好きってこと?ナルシかよ...。
「んで、お前の能力ってどんなものだ?」
そんなことを考えているとお兄ちゃんが代わりに聞いてくれた。
《私の能力はその名の通り、コピーしてそれをペーストすること.....つまり人のスタンドをコピーして自分のものにすることです。》
どんなチートだ。
「チートすぎだろ.....。」
《まぁ勝手にこちらの世界に連れてきたのもありますし、ある程度はいい思いしてくださらないと申し訳ないですから。》
『だからってやりすぎじゃ.....。』
最初は困惑したが、今はそこまで気にしていない、というよりむしろ感謝すらしているのに。
だってジョジョだよ!ジョジョキャラに会えるんだよ!しかも危険とか無しで!
それなのに申し訳ないだなんて....。
《まぁ何でもコピーできるかと言えばそういうわけでもないんですよ。》
「どういうことだ?」
《コピーできるのは、コピーする対象の名前、スタンド名、スタンド能力がわかっていなければできないのです。》
「なるほど...じゃあえりがコピーできるのも限られてくるな。
えり、確かお前全部は読んでいないだろ?」
そうなのだ。6部を読む前にこっちに来てしまったため、5部までしか詳しくはわからないのだ。
『でもASBやってたから歴代ジョジョは分かるよ。』
「まぁ、それならいいか....。」