続・奇妙な学園
□恐竜
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『それじゃ、私急ぐんで。さようならブランドー先輩。』
「そんなつれないこと言ってないで行こうぜ?」
ディエゴは帰ろうとする私の腕をガシッと掴み、そう言った。
『行かないって言ってるじゃないですか。離してください。』
「よいしょっと....。」
ディエゴは私の言葉を無視して私をかついだ.....ってはァ!?
『何してるんですか!降ろしてください!』
「ったく....あまりにもうるさいと落とすぞ。」
さすがに落とされるのは嫌なので黙っておくことにしよう。
それにしても何なんだこの恐竜は。今まではたまに絡んでくるくらいだったのに、何故いきなりしつこく絡んでくるようになったんだ。
私、なにかした?何もしてないよね?
まったく意味がわからない。とりあえず降りたら一発殴ろう。