pixivに上げた小説

□ダークソニック誕生5
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※セリフ多め


…此処は…何処だ…?

真っ暗で…何も見えない…

暗い…

オレはなんでこんな所に居るんだ…?

皆は…?

オレは……「一人」……なのか…?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「うぉぉぉぉぉ!!!!」

ナックルズが拳を振り上げる。

「カオススピアー!!」

シャドウが技を繰り出す。

「やぁぁぁ!!」

エミーがピコハンを振り上げる。

「えいっ!!」

テイルスがレーザービームを打つ。

4人の攻撃を受け、黒い液体は一瞬怯んだものの、やはり依然としてソニックから離れる気配が無い…。

「もぅ!しつこいわよ!!」

「奴に弱点は無いのか…」

「う〜ん…」

「…。」

テイルス達は考える
どうにかソニックを助けられないかと…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜ソニックの精神世界〜

…一体此処は何処なんだ?

真っ暗で何も見えない中、
ソニックはうろうろと歩き回る。

…はぁ、早く戻らないとテイルス達が心配しちまうぜ…

すると、今まで真っ暗だった空間に突然一つの光が現れる。

…なんだ?

近づいて行くうちに、
だんだんとその光の正体が明らかになる。

テイルス!!

なんと、謎の光の正体はテイルスだった…

Hey!テイルス!!
こんな所で何してんだ?皆はどうしたんだ?

………。

ソニックが話しかけてもテイルスは無言のまま、動く気配がない。
それどころか、振り向きもしないのだ。

テイルス…?

……。

再度声をかけるが、無言のままだ。

なぁ、テイルスっ!どうしたんだよ!!

流石のソニックもこれには声を張り上げる。

…ねぇ

すると、今まで黙っていたテイルスが口を開いた…。

…ねぇ、ソニック?

な…なんだよ、テイルス…。

…僕ね、思ったんだ、ソニックはただ自分のしたい事をやっているだけで、街を守ろうとしてないんじゃないかって…。

…!?

…だってそうだろう?
コスモの時だって、信じてたのに…
信じてたのに…

…あ…アレは…

…君はただ、エッグマンとじゃれて楽しんでいるだけなんだよ!僕たちの事なんかっ…僕たちの事なんかどうでもいいんだろう!!?

…っ!?

…いいよ、もう…
僕はもう、君の相棒なんか辞める。

…まっ!待てっテイルスっ!!

ソニックが伸ばした手をすり抜け、テイルスは暗闇のなかにきえる…

テイルスーーーーー!!!

ソニックの悲痛な叫びが、
何もない暗闇に響いた…

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