ソニック中心?
□タイトル(仮)その瞳は何を見つめているんだい?
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その瞳は何を見つめているんだい?
____あの日の君は、とても美しかった___
___この時間がずっと続けばと…何度思った事か___
「エージェント シャドウ、この書類を明日までに上に上げておいてくれ」
「了解した」(またか…)
最近はずっとこの雑用ばかり……。
戦場に行かなくて済むのはいいことだ、
だが……。
『ソニックに会えない』
それは僕にとっては苦痛以外の何物でもない…。
GUNに所属している限りソニックに中々会えないのはしかなのない事だが
ここまで雑用に追われると中々どころか全く会えないのだ…。
「シャドウ、聞いているのか?」
「あ…あぁ、聞いている」
「では頼んだぞ」
やれやれ…堅物な上官は面倒で困る……。
さて、この書類を片付ければ休みが取れる…ソニックに…会える!!!
『待ってろソニック!僕は負けない!』
そう心の中で叫んだ後、シャドウは机に向かう…。
その頃ソニックはいつものようにDr.エッグマンをからかいながら基地を半壊させていた。
「Hey!エッグマン?まぁ〜だこんなことやってるのか?」
「五月蝿いっ!ワシはお前を倒すまで諦めんからな!!」
エッグマンは自慢のロボを壊されて顔を真っ赤にしている。
「ムリムリwwオレに勝つならもっとましなオモチャを持ってくるんだなww」
「こんのぉぉぉぉ!!忌々しい針鼠めっ!!」
エッグマンは数少ないロボットでソニックに反撃する。
……だが……。
「HAHAHAHA☆ちょろいちょろい♪」
ソニックは片っ端からロボを倒していく…。
「ぐおぉぉぉっ!!💢」
「HAHAHAHAHAHAHAHA☆」
ソニックは楽しそうにエッグマンの周りを駆け回る。
「くそぅ…舐めおって……ん?」
エッグマンの口の端か上がる…。
「ん?何か面白いもんでも見つけたか?」
「あぁ、そうじゃな…使うあてが無くて今まで埋もれておったが…いい暇つぶしになりそうじゃわいw」
エッグマンは懐から小さな機械を取り出しソニック目掛けて投げる。
「おっと…!…ははっwそんなもん当たらねーぜ?」
ソニックは得意げにエッグマンをおちょくる
「甘いわっ!」
小さなリモコンのボタンをポチッと押した途端にソニックの足元に転がっていた機械から白い煙が噴射される。
ソニ「うわっ!何だこれ!?」
モクモクと煙は広がりソニックを覆う
「げほっ…げほっ…!何だよ…こ…れ…」
そのままソニックは前のめりに倒れた…
「ホーッホッホッホッ!安心せい、ただの睡眠ガスじゃ!……あぁ…もう聴いてはおらんか、ホッホッホ!」
揺らぐ視界の中、自分に向かって手を伸ばすエッグマンのニヤけた顔を最後に、ソニックの意識は途切れた…
・・・・・・・・・・・・・・・・・
それからしばらくして、ソニックが失踪したと言う噂が流れ、エッグマンも姿を表さなくなった…
また旅に出たと言う者も居れば、何か事件に巻き込まれているのではないか?と言う者もいた…
エッグマンが現れないのはいい事なのだが
ソニックが失踪したという事になるといささか心配になる…。
テイルス達は必死に探し回ったが、最後に目撃されたのが森の中で、エッグマンと何時もの様に戦っていた、と言う事だけだった…
その後はいくら探しても足取りが掴めず、お手上げ状態だった…