けぇじばん

▼書込み 

08/17(Wed) 22:56
○○ボーイ
琉叶

この場では初めまして、になりますね。
ナオト様の小説、早速ではありますが拝読させて頂きました。


【おれはもんだいボーイ?】
 原作では武装警察真選組副長という立場にあった土方さんも、少し前まではバラガキと呼ばれ、ヤンチャをしていた。そんな土方さんの生真面目でお人好し。そして他人に束縛されることを何よりも嫌う性格が短い文章の中でもしっかり表現されていて凄いと思いました。
 不良にする意味、と「あとがき」でなおと様は仰られておりましたが、作中の土方さんが何を思い、何を考えて生きてきたのか。詳細に書かずともあれだけで悟らせてしまうなおと様の文才に尊敬の念を覚えてしまいます。

 ずっと誰かのために自分を抑えてきた。だったら、これくらい良いだろう。やる事はやってやる。それに文句を言われる筋合いはない。
 ……そう言って悪態を付きながらも、本当は心の底でこんな下らないことで反抗精神を見せている自分自身に辟易としている土方さんの心まで小説の文に隠されているように見えて、私にも少し思うところがあり、心が苦しくなってしまいました。
 そんな折、一目で銀八先生へ恋に落ちてしまった土方さん。
 誰にも文句を言われる筋合いはない。俺は俺のやりたいようにする。他人の敷いたレールの上で歩いてたまるかという思いだけで別になりたかったワケでもない不良となった土方さんにとって、それは初めて「意味」のある行為へと変わった。
 何かのきっかけが欲しかった。ただ、それだけだった。それなのに肝心の銀八先生は今まで通り。現実は何も変わらない。自分のしていることがまるっきり無意味な気がして。虚しさを覚えているところに、あの日と同じように、彼は、いた。

 嬉しかったでしょうね。けど、それを悟られては相手に怪訝に思われる。生来、素直でない性格の土方さんはこれ幸いと必死に自分の心を隠しながら悪態をついて。銀八先生の横へ。
 二人の会話を読んでいて、ずっと土方さんの少し早い鼓動が耳に聞こえてくるようでした。
 銀八先生に「好き」と言われ、それを冗談と笑われた土方さんは、さぞ苦しかったでしょうね。悔しかったでしょうね。それなのに嫌いになれない自分の心に、「チクショウ……」そう言って胸に手を当て、膝をつく土方さんを想像すると銀八先生の真意を何となく悟っていながらも私まで辛くなってしまいました。
 大丈夫。銀八先生は冗談で「好き」なんで言うキャラじゃないから。だから泣くことはない。直接これを伝えられればどれだけ良かったことか。
 いやぁ、歯がゆい限りですねぇ(; ̄ェ ̄)

【君は素敵なボーイ】
 やっぱり!!やっぱり好きだったんじゃねーか先生!!
 想像はしてたけど!!あの会話からそうなんじゃねぇかとは思ってたけど!!
 まさか土方さんが入学して噂を聞いてから好きだったなんて!!片思いなげーな先生!!
 読み進めていくごとにそんな私の叫びも次第に沈静化していき、最後の一言にぞくりとしました。

 「(おちて)おいで」って……自分はあまり動くつもりがない事と、土方さんを逃がす気もないという意思が垣間見えてその執着の強さに鳥肌が。
 先生、土方さんに依存させる気なんだね……そういうの大好きなんでむしろ全力で応援するがな!!
 続きが更新されるのなら土方さんが先生にどっぷり依存しているとこまで読んでみたくなりました。


 長文駄文な感想を不躾にも送ってしまい、申し訳御座いませんm(_ _)m
 続き、もしあれば楽しみにしています。

08/18(Thu) 21:11
感想ありがとうございます
ナオト(管理人)

琉叶様、こちらでははじめまして。
こんなにも詳細な感想、嬉しい限りです。ありがとうございます。
[おれはもんだいボーイ?]については、若さゆえの反抗精神とそれに対する自分の気持ちを描こうとあがいて、あのような表現の仕方になりました。そこをくんでいただき嬉しい限りです。
若いからこそ反抗したいという思春期特有の気持ちから、恋へと昇華していく青臭さをあらわせていたかなぁ、と少し心配ではございます。
早い鼓動が聞こえるようだった....嬉しいですありがとうございます、あそこはちょっとだけ乙女のエッセンスを落としました。恋をしている若さ、というものを出したかったので。
大人のずるさに泣いてそれを嫌うことが出来ない自分になく若さの勢いと儚さ。私が伝えたかったのは恐らくそこなのでしょう。文を書いてる時は、あまり考えていないのですがね。

そして、[君は素敵なボーイ]
大人のずるさと甘さ、それらを表現しようとしてかなりあれな感じになってしまった気がしていたのですが、そう言ってくれると書いたかいがあります。
おちておいで、は私が考える銀八のずるさを詰め込んでみました。銀時が大好きなあなたにも私の銀八はちゃんと、銀八としてうつっていましたでしょうか。

続きは書くかもしませんし書かないかも知れません。
どうか、このダメサイトをあたたかく見守ってくださいませ。
管理人より

☆の付いている部分は必須項目です。

名前

題名

メッセージ
1,000文字まで

あなたのフォレストID

あなたのパスワード

削除pass

文字の色



アイコン


画像認証
不正な書込みを防ぐために行います。下の画像に5桁の文字が書いてありますので、その文字を半角英数字で入力してください。文字が読みにくいときはで画像が変わります。

文字入力:

投稿規約をご確認のうえ、同意する

※投稿規約をお読み頂き「同意する」にチェック入れて送信して下さい



[戻る]



©フォレストページ