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□漂流※NL
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暑い










飲み込む唾もない

汗も、もう出ない




歩く






あとどれくらい

わからない

この道で合ってる?

知らない

けど、止まっても仕方ない





マユミは?






下を向いて黙って後ろをついてきている

少し足を止めて、彼女の歩幅に合わせてから手を握った
彼女は微かに頭を上げると、少し微笑んでまた下を向いた

このままではまずい
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