FAIRYTAIL
□村人の秘密
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全て終わり、これで後は帰るだけと騒いどるナツたちやけど、まだ終わっとらん。
それに、エルザの事忘れてへんか?
「そうだ!!!お仕置きが待ってたんだ!!!」
「その前にやる事があるだろう」
「エルザの言う通りや。悪魔にされた村人を救うんが今回の仕事の本来の目的やで?」
「え!!?」
「「S級クエストはまだ終わっていない/終わっとらん」」
何を今更驚てるんやか。
「月の雫の膨大な魔力が人々に害を及ぼしたのだ。デリオラが崩壊したからといって事態が改善する訳がないだろう」
「んじゃとっとと治してやっかーーっ!!!」
「あいさー!!!」
「どうやってだよ。あ」
グレイがリオンの方を見るが、リオンは何も知らんと言う。
「3年前この島に来た時村が存在するのは知っていた。しかしオレたちは村の人々には干渉しなかった。奴等から会いに来る事も一度もなかったしな」
「3年間一度もか?」
「そういえば遺跡から毎晩のように月の雫の光がおりていたハズだよね。なのにここを調査しなかったのはおかしな話よね」
確かに、一回ぐらい行ってもええやろうな。
やのに何で誰も調査しにこーへんかった?
「月の雫の人体への影響についても多少疑問が残る」
「・・・・・・・そうやな。3年間同じ光浴び続けとったあんたらが何ともあらんのやし」
「気をつけな。奴等は何かを隠してる。ま・・・・ここからはギルドの仕事だろ」
「せやな、いこか」
文句がありそうなナツはエルザに連れられていく。
グレイはリオンと一言二言話してから追いかけて来た。