FAIRYTAIL

□BURST
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まだ叫び続けとるデリオラ。
正直に言って耳が痛い。


「グレイ!!!いたのか!!!」


融けた氷の中におったグレイをナツが見つけた。


「こうなったらやるしかねえ!!!あいつぶっ倒すぞ!!!」


ナツがそうグレイに言うけど、グレイは頷かん。
何か変なこと考えとるんやないやろな、グレイ。


「やっと・・・・会えたな・・デリオラ・・」


ボロボロになっとるリオンが何とか立ち上がろうとする。


「あの・・ウルが・・・・唯一・・勝てなかった怪物・・・・今・・オレがこの手で・・倒す・・・・・・・・」


魔力もほとんどないのに、何をする気や?


「オレは・・今・・アンタを・・・・超え・・る・・・・」


今にも意識を失いそうなリオンにグレイが手刀を決めて意識を沈めた。


「もういいよリオン。あとはオレにまかせろ。デリオラはオレが封じる!!!!」


あの、構えは・・・・


「よ・・よせ!!!グレイ!!!!あの氷を溶かすのにどれだけの時間がかかったと思ってるんだ!!!!同じ事の繰り返しだぞ!!!!いずれ氷は溶け・・・・再びこのオレが挑む!!!!」


「これしかねえんだ。今・・奴を止められるのはこれしかねえ」


何を・・言ってる。


「グレ・・・」


グレイの名を叫ぼうとした時、ナツがグレイの前に立った。


「オレはアイツと戦う」


「どけっ!!!邪魔だよ!!!」


「死んでほしくねえからあの時止めたのに、オレの声は届かなかったのか」


ナツの言葉にグレイは言葉を失う。
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