FAIRYTAIL
□ウル
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上の方にはリオンだけやなくてあの犬耳、それから見た事ない仮面の男。
「があーーーっ!!!!」
隣におったナツが足から炎を噴射させて上まで一気に行きよった。
上に行ったナツとリオンの攻防が続くけど、ナツを支えとった床が急に老朽化してナツはまた下まで落ちて来た。
「くっそー。何だ今の」
「“失われた魔法(ロストマジック)”やな。ナツ、ウチはちょお抜けるけど、やれんな?」
「当たり前だ。・・・・・・って、どこ行くんだ?」
「デリオラんとこ」
頑張ってとの意味を込めて手を振り、神殿の下に降りて行く。
グレイは・・・・いや、誰も知らんかったけど、あれはゼレフが造り出した悪魔。
「・・・・“絶対氷結(アイスドシェル)”か。自らの肉体を氷へと変える魔法」
デリオラを凍らしとる氷を触る。
《グレイ、おまえの闇は私が封じよう》
「・・・・・・いい師匠持ったね、グレイ」
きっとグレイもリオンも知らない。
この絶対氷結という魔法に閉じ込められたデリオラがもう・・・・・
ゴゴゴゴゴゴ
何やら地響きがしたと思ったら傾いていた神殿が元通りに戻った。
あの仮面の男の仕業やな。