FAIRYTAIL

□勝手にしやがれ!!
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第三者side


傷を負ったグレイは目を覚まし、テントを出ると村人がグレイに声をかける。


「よかった・・・・目が覚めましたか?」


「!」


「驚くのも無理ないですね。ここは村から少し離れた資材置き場なんです。昨夜・・村が無くなっちゃったから村の人たちはみんなここに非難してるのよ」


「村が・・無くなった?」


村人の言葉でグレイはリオンが言った“村を消してこい”という命礼を思い出す。


「でもナツさんやルーシィさん、シルヴィアさんのおかげでケガ人がでなかったのがせめてもの救いです」


「あいつ等もここにいるのか?」


「ええ。グレイさんの目が覚めたらテントに来るように伝えてくれと」


村人の伝言を聞き、グレイはルーシィたちのいるテントへと行く。
するとそこには縛られたルーシィとハッピー、そして妙な威圧感を醸し出しているエルザがいた。


「エルザ!!?ルーシィ!!ハッピー!!」


「だいたいの事情はルーシィから聞いた。おまえたちはナツたちを止める側ではなかったのか?グレイ。あきれて物も言えんぞ」


「ナ・・・・ナツとシルヴィアは?」


「それは私が聞きたい」


この場に居ないナツとシルヴィアの居場所はルーシィも知らないと言う。


「グレイ。ナツとシルヴィアを探しに行くぞ。見つけ次第ギルドに戻る」


「な・・何言ってんだエルザ・・・・事情を聞いたなら今この島で何が起こってるか知ってんだろ」


それが何か?


何て事ないように言うエルザに、グレイは信じられないものを見るような目で見る。


「私はギルドの掟を破った者をつれ戻しに来た。残るはナツ一人。それとシルヴィア。それ以外の事には一切興味が無い」


「この島の人たちの姿を見たんじゃねーのかよ」


「見たさ」


「それを放っておけというのか!?」


「依頼書は各ギルドに発行されている。正式に受理されたギルドの魔導士にまかせるのが筋ではないのか」


確かにそれが筋。
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