FAIRYTAIL
□恐怖の毒毒ゼリ
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村に着くと、丁度バルゴが穴を掘っている最中だった。
「・・・・・・・・・ハッピー、これは何や?」
「あい。ルーシィが考えた作戦です」
何や、めっちゃくだらなさそうやねんけど。
「姫。準備が整いました」
「ありがとうバルゴ。さすがに穴を掘るのは速いわね」
「お仕置きですか?」
「褒めてんのよ!!」
ルーシィとバルゴのコントは放っておいて、バルゴが作った落とし穴を見る。
「オイラ、やっぱりルーシィってバカかもって本気で思うんだ」
「ウチもやな」
「淡々とそんな事言われても・・ってシルヴィア!?いつの間に!!」
「さっきの間に。で、や。こんな子供だましな罠にかかる奴はおらんと思うんやけどな」
「何言ってんのよ。完璧な落とし穴じゃない」
「あい・・・・その発想自体がバカかと・・・・」
ハッピーに同意。
「ルーシィさん!!何か近づいて来ますよ!!!」
「門を開けて!!」
ルーシィの指示で村人は門を開ける。
「さあ来なさい!!!」
ルーシィは敵が来ると思って身構えていたのだが、やって来たのはグレイを抱えた氷漬けのナツ。
「止まって!!!ストーップ!!!」
必死に止めるルーシィにナツは“?”を頭に浮かべながらも落とし穴の直前で止まる。
しかし
「何だこれ」
落とし穴に興味を持ったナツが一歩足を踏み出すと、
ズボン
見事落とし穴にはまった。